AOPY の世界遺産訪問報告
                                ギリシャ(ケルキラ島)、アルバニア旅行記
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疾走!! AOPY 西バルカンを走る!【7】

ボスニア=ヘルツェゴビナ、セルビア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア 
アルバニア、マケドニア、ギリシャ(ケルキラ島)
レンタカーの旅

                                

続編  ヨーロッパの秘境を走る (3)

ついにケルキラ(コルフ)島までやって来ました。
今回はケルキラ島、そしてまたまたアルバニアに戻りひたすら走り続けます。
とにかく道路が悪くて、なかなかスピードが出せません。


7日目  ケルキラ(コルフ)島

次の日の朝。
ホテルのバルコニーからはイオニア海が見渡せました。


ホテルのバルコニーからの眺め。
イタリアやギリシャ本土からの重要な寄港地ですので、多くの旅客船が入出港していました。

ケルキラ(コルフ)の旧市街地は世界遺産に登録されています。
詳しくは、「AOPYの世界遺産訪問報告」で。
こちら
ギリシャの街にしては珍しく、西欧風の佇まいです。


朝の散歩。シーズン・オフですので人通りも少なくとても静かです。
通りにはヴェネチア風のファザードが多く見受けられます。








新しい要塞、ネオ・フルリオ。
現在はギリシャ海軍の敷地で訪れた時は入れませんでした。










今度は古い要塞、パレオ・フルレオのほうへ行きます。

パレオ・フルレオから旧市街地を望む。

イオニア海が美しい!


泳ぎたい気分でしたが、まだ3月ですので止めておきました・・・。

午後からガストゥリへ行きました。
この町はケルキラから車で30分ほどで、アヒリオン宮殿があります。1891年、ハプスブルク帝国のカイザリン=エリザベートによって建てられたフィレンツェ風ルネサンス様式の宮殿です。


玄関を入ってすぐの階段。
とてもおしゃれな雰囲気です。
二階には上がれませんでした。





カイザリン=エリザベートが息子を亡くした後、晩年隠遁生活を送っていました。彼女のセンスが窺えるインテリア。

その後、所有者が移り変わり一時期はカジノになっていたそうです。その後ギリシャ政府が買い戻し、現在では元の宮殿に戻っています。
庭園もとてもセンスが良く、イオニア海を見渡せました。


 カイザリン=エリザベート最期の写真。        館内には彼女を偲ぶ品々が展示されています

ケルキラに戻り、午後6時、カノニへ。
憧れのヴナヘルナ修道院へ。



夕日を浴びて静かに佇むヴナヘルナ修道院。

修道院を訪れてみました。
今日も静かに暮れていきます。





8日目  ケルキラ島〜サランダ〜アポロニア〜ベラト


次の朝、ギリシャを出国。
サランダに戻ります。
入国の時と同じ検査官でした。またアルバニアに行くのか?なんてヤボなことは言いっこ無しですぜ。
豪華客船の併走。


午前10時半、アルバニアに帰ってきました。
ところが、この後すぐに街中で車がパンク。タイヤを取り替えようとすると、何とレンチとナットが合わない!まじですか!!もうあきれてものも言えません。と思って後ろを振り返ると、何とそこはタイヤの修理屋さん!しかも、車の修理屋さんと言うより、確かにパンク専門の修理屋さんと言った感じなのです。とりあえず修理してもらい、代金を聞くと、修理のおっさんは、「トゥー・サウザンド」。あー、2000レクだから1600円ぐらいか。まーそんなもんだろう。と思って2000レクを

出すと、そのおっさんは、ノーノー!と言って指で200のサイン。「それ、トゥー・ハンドレッドね。」と言うと、おっさんゲラゲラ笑っていました。ん?200レク??160円か!それ安すぎだろ!自転車のパンクじゃねーっつーの!と日本語で言うと、またまたそのおっさんはゲラゲラ笑っていました。
しかし、笑ってる場合ではありません。もし夜の山道でパンクしていたらと思うとゾッとしました。
とりあえず、ギロカスタル方面へ戻り、フィエルの街を目指します。

途中、テペレナの町から雄大な山と川を望む。
とにかく道が悪く、穴ボコだらけなので、パンクだけは気をつけてください。


と言っているそばから道路が・・・。
がけ崩れのサインもあります。


砂埃で前が見えない!パリダカじゃねーっつーの!




Bejar付近はなだらかな丘陵地帯が広がっています。





Ballsh付近。
美しい風景と羊さんの群れがマッチ。






Patosの町に出ました。
フィエルまで26km。





午後5時ごろ、フィエルの街にやって来ました。
ここからアポロニア遺跡に向かいます。





フィエルは結構都会です。カラフルなビルやアパートが立ち並んでいます。




と思ったら、またまた馬車が・・・。

アポロニア遺跡まで来ました。
隣にある聖マリー教会。なかなか趣のある教会でした。







内部も質素でなかなか雰囲気がよかったです。






アポロニア遺跡。ローマ帝国の時代に建てられました。フィエルから車で約10分。静かな山の上にありました。

ひっそりとさりげなく佇んでいますが、なんでも、オクタヴィアヌスがここで軍事を学んでいた時、カエサルの暗殺のニュースを聞いたそうです。ってそのエピソード凄すぎるだろ!!とても由緒ある遺跡なんですね。

アポロニアを後にし、夜9時過ぎ、ベラトにやって来ました。今日はここに宿泊します。とにかく道路が穴ボコだらけ。それをよけながらジグザグ運転で遅くなりました



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