AOPY の世界遺産訪問報告
 

















概要:
フヴァル島にあるこの地方最大の平地。古代ギリシャ時代から栄えた。先史時代の遺跡もある。



























































































概要:
グルジア共和国北部、ロシア、カバルダ=バルカル共和国との国境に程近い、カフカス(コーカサス)山脈の奥深くにある地域。塔のある家が特徴的。中心となるのはメスティア村。ウシュグリ村は人間が居住する場所としてはヨーロッパ最高地点で
標高2200m。

















































































































































概要:
バグラティ大聖堂はグルジア中部、クタイシ市内の小高い山の上にある。11世紀にグルジア王バグラド3世の治世下で建造され、1692年にオスマン帝国によって破壊され、現在は廃墟となっている。
ゲラティ修道院はクタイシ近郊の山の上にあり1106年ダヴィド4世によって創設された。当時修道院内にはアカデミーがあり、神学、哲学、科学等が研究されたグルジアの文化的な中心であった。どちらもグルジア中世建築史を代表する傑作である。










































































概要:
ムツヘタはトビリシの北20kmにある古都。中世イベリア王国の都。グルジア最古のスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂、6世紀に建てられた山の上のジュヴァリ聖堂など数多くのグルジア正教の施設が点在している。

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(2)

紀元前4世紀から栄えたブドウ畑とオリーブ栽培の平原

スタリー・グラード平原 

★★  2010年7月訪問
感想:
スプリトの港からフェリーで約2時間。アドリア海に浮かぶフヴァル島にある肥沃な平地。訪問した時はとにかく暑く何とか横着をして地元のバスツアーでもないかと珍しく(i)に行きましたが、(i)のお兄ちゃんは、「平原?何?それ??」とヤボな事を言うので、「あのー、世界遺産の・・・。」と言うと、奥のほうから物分りのいいおねえさんが出てきました。「あー、世界遺産の平原ねえ、そんなのここを出て、こう曲がって、この辺を適当に歩きゃあいいんだよ。」と地図を見せながら教えてくれました。まあ、そう言われる事を予想していましたので、麦藁帽子をかぶり、タオルを首に巻き、日焼け止めを塗りまくり、Tシャツに海水パンツといったいでたちで覚悟を決めていました。ペットボトルの水も忘れずに、近所のスーパーでアイスクリームを買って暑さ対策も万全。スタリー・グラードの町を出て約1時間ほど歩き暑さに耐え切れず終了。と言うか、早く海で泳ぎたかったと言った方が適切ですかな?港の近くの海で泳ぎまくりました。美しいスタリー・グラードの海で泳いだ事のほうが印象に残っています。港から歩いて15分ぐらいですので、泳いでいたら遥かかなたから大きな船がやってくるのが見えますので、船が見えてきてからゆっくり帰る準備をしても十分間に合います。スタリー・グラードの町も歩きましたが、こちらも美しい町でとても気に入りました。
アクセス:スプリトから船
※レンタカーでの旅の様子は こちら

 
とりあえずいつものように世界遺産であることを確認。町を出てしばらく歩くと肥沃な平原が見えてきました。


スタリー・グラードの町とオリーブ畑


スタリー・グラードの町


いくつもの船が停泊していました。


中世からの石造りの建物が並ぶ中心街。





カフカスの山奥にひっそりと佇む、ヨーロッパ最後の秘境

アッパー・スヴァネティ

★★★★  2010年11月訪問
感想:

スグディディの町からからジープで上下左右に激しく揺られる事約7時間、カフカス山脈の奥深いところにスヴァン人の故郷がありました。断崖絶壁にある細いガタガタ道を何時間も走りますが、ガードレールらしきものも無く、スリルは満点。途中の山々には、最近まで山賊が出没していたそうです。険しい山々に外界から遮断され、この地方独自の文化を育んできました。その特異な文化のひとつに「血の報復」と呼ばれるものがあり、自分の一族が侮辱されたり傷つけられたりすると、必ず流血をもって報復しなければならないと言う物騒な掟があったそうです。その昔、外敵を監視するために建てられたいくつもの塔が立ち並び、ひとたび戦いになると塔の家に何日も立てこもり応戦していたそうです。
このような山深いところでも、世界遺産に登録されれば次第に観光地ズレしていくのが常ですが、ここでは住民は特に愛想が良い訳でもなく、特に親切でもなく、大変好感が持てました。多くの観光客が訪れても、自分達の日常生活を堅実に続けている様子がとても気に入りました。逆に言うと、観光客を呼び込むための村おこしに世界遺産の申請をする事に、非常に嫌悪感を抱きます。外国人の観光客にこびへつらう秘境の村人なんて、非常に幻滅してしまいます。この村で気軽に話しかけてくる人は、だいたいトビリシなどから来ている観光客か工事現場の作業員、地元のゲストハウスの経営者ぐらいでした。
ところでホテルのレストランでメニューを見ていると、トビリシから来たテレビ局の人たちに声をかけられ一緒に食事をさせていただきました。彼らはこの地方を特集したテレビ番組を制作するためにやって来たとの事。どうやらこんなところに日本人が来ているのが珍しいのか、急遽出演を依頼されました。ここの感想や訪問した理由などをインタビューされました。日本ではここは有名なのかと聞かれましたので、「もちろんです、今日本では世界遺産が大ブームで年がら年中テレビで放送しています。もちろんこの素晴らしいグルジアの世界遺産を多くの日本人は知っています。村の人々は大変親切ですし、モー最高です!」と適当に答えておきました。ヨーロッパでテレビに出たのはこれで4度目でした。

アクセス:トビリシ本駅の裏からスグディディまでマルシュルートカ。ただし貨物用??助手席の後ろは座席が無く荷物が積まれていました。途中で荷台に客を乗せていたので、マルシュであることは確かですが・・・。単なる運送屋さんの小遣い稼ぎだったのかもしれません。スグディディからメスティアまではジープ。朝5時にメスティア行きの乗り場まで行くと間もなく、と言っても2時間後、四駆のマルシュが来ましたが、出発したのは昼の1時半でした。こういういい加減なところに非常に旅心をくすぐられます。


あの山を越えるとロシア、カバルダ=バルカル共和国です。

  
塔のある家。                     こちらは塔のある門。


美しい大自然の中にありました。

  
雄大な自然と塔の家々がマッチ。        この塔に登って外敵の侵入を監視していました。

  
スーパーマーケットの前を牛さんが占拠。後ろに塔が・・・。    塔と牛さん。行く手を牛さんが占拠。

  
村のメインストリートにある唯一の銀行の前を牛さんが占拠。  日が暮れたのでそろそろ帰ります。

  
メスティアへの道。手前が道路。すぐ下は断崖絶壁・・・。     メスティアまであと70km・・・。


中世グルジア王国の文化的中心

バグラティ大聖堂とゲラティ修道院

★★★  2010年11月訪問
感想:
バグラティ大聖堂は修復中で、中へ入ろうとしたら管理人らしきおばあさんに叱られました。内部の様子を窺っていると、工事現場のおじさんが人差し指を口に当て、内緒で入れてやるから来い、と言うような感じで手招きしていましたので、おじさんが手を差し出して僕が壁をよじ登ろうとしていたら、先ほどのおばあさんに見つかり2人ともこっぴどく叱られました。グルジア語ですので何を言ってるのか解りませんでしたが・・・。帰り際、おじさんと握手をしましたが、とても分厚くまるで岩のような正に職人の手でした。この貴重な世界遺産はおじさんのこの手で修復されているんだなあとしみじみ思いました。
ゲラティ修道院はクタイシ市内からマルシュで30分ほど、渋い外観とは対照的に見事なフレスコ画で埋め尽くされていました。ちょうど結婚式が執り行われていて、日本人が珍しいのか、花嫁さんの友達が写真を撮らせてくださいと言ってきて、また僕に参加するよう言いました。まあ、参加と言っても後ろにつっ立っているだけでしたが・・・。グルジアは本当に親日的な国なんだなあと思いました。
アクセス:バグラティ大聖堂はクタイシ市内から徒歩。ゲラティ修道院はオペラ・ハウスの裏手からマルシュルートカ。
 
バグラティ大聖堂 残念ながら修復中であります。        入口部分にあるマリア様のフレスコ画。

  
ゲラティ修道院                              二つの聖堂が並んでいます。

  
内部は美しいフレスコ画で埋め尽くされています。        祭壇部分

  
花嫁さん                       結婚式の様子。


敬虔なグルジア国民の心のよりどころ

ムツヘタの文化財群

★★★   2010年11月訪問
感想:
この国に来て一番最初に驚く事は、グルジア国民は本当に敬虔な人が多いと言う事です。老若男女を問わず、教会に前に来ると必ず足を止めて十字をきっていました。刺青をしたけっこういかつい兄ちゃんから、おしゃれなお姉さんまで、タクシーの運ちゃんも運転中にもかかわらず十字を切っていました。そのような敬虔なグルジアの人々の精神的支柱がこのムツヘタなのです。特にスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂はグルジア最古の教会で、キリストの上衣の一部が埋められてあるという言い伝えがあるそうです。またこの町は紀元前4世紀から紀元後5世紀まで存在したイベリア王国の首都で、この大聖堂内には歴代の王の墓があります。日曜日の朝に訪問しましたので、ちょうどミサが開かれていて、賛美歌や経文が聖堂内にこだまし、多くの信者が祈りを捧げていました。その厳かな雰囲気に感動しました。
アクセス:トビリシ、地下鉄ディドゥベ駅前からマルシュルートカ。

 サンタブロ尼僧院

 美しい光が差し込んでいます。

 スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂

 大聖堂は城壁に囲まれています。

 とても厳かな雰囲気。

 グルジアの人々は非常に敬虔です。

 子供たちと友達になりました。


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