9000年前の住居跡
★★★ 2008年3月訪問
感想:
何と9000年前の住居跡です。しかしあったのはレプリカ。実物は山の斜面にかろうじて残っている程度。まあ、無理もありませんが・・・。レプリカの家の中に入ることが出来ますので、9000年前の人の気分を感じることが出来ます。当時の人はもっと身長が低かったようで、天井がとても低いので、腰を曲げて入らないと頭をぶつけます。出土した遺跡からは当時どんなものを食べていたかがわかるそうです。すでに穀類の栽培が始まっていたようで、オリーブやイチジク、シカ、ヤギ、ブタなどの牧畜もされていたようです。つかの間ですが旧石器人の気分が味わえました。
アクセス:ラルナカ空港からレンタカー。
こちらはレプリカ。なんだかモダンなおうち。
内部の様子
貯蔵庫のような・・・。
こちらが本物。ほとんど残っていません。
海と遺跡とモザイク画
★★★ 2008年3月訪問
感想:
キプロスは鉄道が無く、バスも少ないのでレンタカーで周ると便利です。僕はラルナカ空港〜キロキティア〜レメソス〜パフォス〜トロードス地方〜ニコシア〜ラルナカと周りました。パフォスは古い街並みと地中海が良くマッチしていて、リゾート地としても有名です。特にモザイクが非常に美しく、保存状態も良く一見の価値はあります。特にエオンの家にある人物画のモザイクは保存状態もよくこの地方で最高のものとされています。
アクセス:レメソスからレンタカー。
地中海と古代の遺跡 王家の墓
パフォス城
遊歩道を歩いてモザイクを見学します。
ディオニソスの屋敷のモザイク
エオン館のモザイク
見事な保存状態
聖パウロの柱
村人によって大切にされている小さな教会たち
★★★★ 2008年3月訪問
感想:
パフォスから車でトロードスの山岳地帯に入っていくと、海側のリゾート地とは全く異なった、素朴で質素な村が多く点在しています。その山奥の中の小さな教会を訪ねていきました。途中、結構道に迷いましたが、それもまた旅の一部。迷った先でも色々な発見があって楽しかったです。教会といってもどこにでもあるような普通の家みたいな感じですが、内部は美しいフレスコ画が描かれており、その保存状態も良好です。中に入る時も近所のおじいさんとかに頼んであけてもらい、中をゆっくり見せてもらうという形式のものが多く、村人達が今でもこの教会を大切に守っているんだなあと感心しました。
アクセス:パフォスからレンタカー。
これからトロードス地方へ出発。 春まだ浅いトロードス地方へ入ってきました。
トロードス地方の中心、プラトレスに到着。
ペドゥラス村に差し掛かりました。
大天使ミハイル聖堂(ペドゥラス村) 内部の様子
屋根の聖ニコラオス教会(カコペトゥリア村) 質素ですが厳かな雰囲気です。
足の生神女聖堂(ポディトゥ教会、ガラタ村) 敬虔な村人によって大切に管理されていました。
アシヌの生神女聖堂(ニキタリ村) フレスコ画も見逃せません。
(1)
西欧の薫りがする歴史ある旧市街地
★★★★ 2011年3月訪問
感想:
ギリシャは古代遺跡は豊富にありますが、街と言いますとエーゲ海の島以外ではあまり特長の無いものが多く面白味もありません。しかし、このコルフはヴェネチア風の街角や、フランス風の家々、イギリス風の建物、さらにはギリシャ正教の教会など様々なスタイルが不思議に調和しており、散策していても飽きません。ギリシャ語名のケルキラとは「緑の島」と言う意味で、様々な生態系を見ることが出来るそうで、ギリシャの島々の中でも屈指の景勝地となっています。訪問した時は3月でまだ観光シーズンではなく大変静かでしたが、夏になるとリゾート地として大変な賑わいを見せるそうです。ビザンチン時代に建てられたという城塞に登れば、カラフルな家々とスピリドン教会が、紺碧のイオニア海をバックにとても美しく佇んでいるのが見えます。
ところで、このコルフ近郊にあるカノニは、入り江に佇む白い教会の幻想的な写真を小学生の時に見てからずっと憧れの地だったのです。その写真は小学館の「万有百科大事典10 世界地理」のケルキラ島の項目に載っていたのでした。今回ついにその光景と対面いたしました。実際に訪れて見ますとその写真とは多少は様変わりしてはいましたが、とても感動的な光景を堪能する事が出来ました。
アクセス:アルバニアのサランダから船
※レンタカーでの旅の様子は こちら
パレオ・フルリオからの眺め。中央は聖スピリドン教会。左は新要塞、ネオ・フルリオ。
旧市街地をゆっくり散策。
ヴェネチア風の建物が並んでいます。
いつものように深夜の街を徘徊・・・。 聖スピリドン教会
古い要塞、パレオ・フルリオ。
これが小学生の頃に見た写真。
1970年代初頭頃の写真と思われます。
(小学館「万有百科大事典10 世界地理」から掲載)
この写真に添えてあった説明文を引用しますと、
”斜陽を受けてアルキノオス湾に浮かぶ小さな島影が色を
変え始める。教会らしい建物と一本のイトスギと、つながれ
たボートと、天国のような静寂に包まれようとしている。”
まさにの旅の原点と言えます。
そして、うん十年の時を経てついにやって来
ました。その写真と同じ時刻・構図で撮影し
てみました。
カノニのヴナヘルナと言う修道院だそうです。
古代ギリシャ文明の象徴
★★★★ 2008年3月訪問
感想:
パルテノン神殿はこれぞ古代の神殿といった堂々とした建築物。修復中ではありますが、間近で見ると感動しました。まさにギリシャの象徴、ギリシャ人の誇り、と言ったような迫力を感じます。その他にもこの丘には芸術的な女性像の彫刻が施された柱廊が立ち並ぶエレクティオンがあります。また、丘からはアテネ市街を一望でき、古代史に思いをはせることが出来ました。丘の下から見る、夕日に照らされたアクロポリスもまた格別に美しかったです。この界隈はプラカ地区と言って、アテネでも最も古い下町です。古き良き時代の「アテネの心」とも言われています。スーツケースを引きずって歩いていると、おっかない顔をしたおじいさんに、「Welcome
to Plaka.」とシブイ声で言われました。アテネとは言わず、プラカなのです。この地区の人々にとって、プラカは誇りなんだなあと強く感じました。
アクセス:ピレウス港から地下鉄
パルテノン神殿
エレクティオンの少女像
アテネの街を望む
イロド・アティコス音楽堂
子供たちがギリシャ演劇をやっていました。
プラカ地区からアクロポリスを望む。
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