AOPY の世界遺産訪問報告
 




















概要:
ローマに代わってローマ帝国末期の首都になったラヴェンナの街に点在する、キリスト教関係の建築物の中でもごく初期に建てられた貴重な遺産群。特にモザイク画は非常に美しく、ほぼ完全に当時の姿で保存されている。登録物件は、サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂、サン・ヴィターレ聖堂、大聖堂付属洗礼堂 、ガッラ・プラキディア廟堂、大司教館礼拝堂、テオドリック大王廟など。





























概要:
モデナ大聖堂はイタリア・ロマネスク建築の最高傑作。トッレ・チヴィカ(市民の塔)とは大聖堂に付属しているゴシック様式の鐘楼のことである。守護聖人サン=ジャミーノの納骨堂がある。竣工は1099年。




































概要:
イタリア中部、トスカーナ地方にある中世の時代に金融業で巨万の富を得たシエナの街。他のイタリア都市が地中海貿易や毛織物工業で栄えたのに対し、このシエナは内陸部にあるためか金融取引で発展した。主な登録物件は、カンポ広場、プッブリコ宮殿、シエナ大聖堂など














































概要:
はじめは敵が攻めてくるのを監視するために塔が建てられたが、その後に中世の貴族が権力と富の象徴としてより高い塔を競って建てるようになった。現在では14の塔が存在している。主な登録遺産はドゥオモ広場、ドゥオモ、サン=ジョバンニ門、チステルナ広場、サンタゴスティーノ教会、市立美術館など。


































概要:
イタリア中部トスカーナ州にある広大な渓谷。ワインの産地としても有名。





































































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(7)

西ローマ帝国末期及びその後の諸王国の首都

ラヴェンナの初期キリスト教建築群

★★★  2010年3月訪問
感想:
とにかく時間が無く、車で大急ぎで周ったので、モザイクなど詳細には見学できませんでした。もっと計画的に行けばよかったと反省している物件です。ラヴェンナは西ローマ帝国末期から滅亡まで、東ゴート王国の都であり、その後一時的に東ローマ帝国が総督府を置いた街です。また、755年西洋史上有名なカロリング朝始祖ピピン(小)の寄進による教皇領として、大変貴重な遺産が多く存在しています。この辺の時代は謎の部分も多く、興味が尽きないので、今度あらためてゆっくり訪問したいと思っています。

アクセス:アッシジからレンタカー



サンタ・マリア・イン・ポルト教会


ドゥオーモ


ロマネスクとゴシック様式が見事に調和

モデナの大聖堂、トッレ・チヴィカ及びグランデ広場

★★★  2010年3月訪問
感想:
大聖堂の正面は普通ですが、裏手は非常に特異な形状をしています。ロマネスクの聖堂とゴシック様式の鐘楼が見事に調和していて、彫刻家ヴィリゲルモによる壮大な浮き彫り彫刻は、旧約聖書の一節が描かれています。また内部には
アンセルモ・ダ・カンピオーネが手がけた「最後の晩餐」や、13世紀に作られた壮麗なバラ窓と14世紀から保存されている木で造られた十字架は必見です。訪問した時丁度、結婚式が執り行われていて、雰囲気はとても良かったです。グランデ広場は何かの催し物をしていて大変な人だかりでした。この広場は一般市民とキリスト教信者との共同生活の場として利用されていたそうです。比較的好感の持てる物件でした。

アクセス:サンマリノからレンタカー

  
ドゥオーモ正面             グランデ広場側。トッレ・チヴィカは修復中でした。

  
ドゥオーモ内部            巨大なバラ窓からは後光が差し込んでいるかのようでした。


気品に満ちた中世の金融都市

シエナ歴史地区

★★★★  2010年3月訪問

感想:
世界で最も美しい広場とされているカンポ広場は想像していたよりも広く、臼状になっていてプッブリコ宮殿を中心にして周りが高くなっており、劇場のような効果がありました。シエナ大聖堂は白亜の非常に気品のある佇まいで、当時の繁栄を容易に想像することが出来ました。また周辺の街の雰囲気も非常に良く、ゆっくり散策するのもいいと思いました。現代の金融業で儲けた街が、このような気品に満ちた街の雰囲気を醸し出すことは不可能でしょう。

アクセス:モデナからレンタカー


カンポ広場に立つプッブリコ宮とマンジャの塔


マンジャの塔を目印に町を彷徨う・・・



煌びやかな大理石の外壁を持ったドゥオーモ。


過去の栄華を今に伝える中世の摩天楼  

サン=ジャミーノ歴史地区

★★★   2010年3月訪問

感想:

のどかな風景が展開しているトスカーナ地方の田舎に、突如としていくつもの塔が聳え立つ町が現れてきます。中世の時代に巡礼地として栄え、貴族達が見栄のために争ってより高く美しい塔を建てたそうです。その後、ペストと内部の権力闘争で町が衰退し、近代まで忘れ去られた町に成り果て、現在では14本の塔がひっそりと佇んでいます。街を歩くとそんな過去の栄光など全く感じられないほど静まりかえっていました。まあ、現在でも浮かれたバブルの象徴として、新興国が争って世界一のビルを建設していますが、だいたい世界一のビルが出来たらそのバブルは崩壊するといった按配ですね。何とかほど高いところが好きとは申しますが・・・。いつの時代も人間の考えることは余り変わらないようですね。

アクセス:シエナからレンタカー


   
   田舎をドライヴしていたらいきなり摩天楼が見えてきました。

     
いくつもの塔に遭遇しました。


目の前に広がる絵本のような世界

オルチア渓谷

★★★★  2010年3月訪問

感想:
シエナからSR2号線を南に走りサン・クイーリコ・ドルチャでSP146号線に入り、ピエンツァの町まで緩やかな傾斜を上って下って・・・。鮮やかな新緑の牧草地に整然と並んだイトスギと時折見える可愛らしい家々、丘の上に立つワイナリー・・・。まるで絵本のような光景が展開しています。時期が3月でしたのでまだまだシーズンオフでしたが、初夏に訪れればもっと感動したことでしょう。やはりこの地方はレンタカーを借りて、気に入った場所で車を止めて、自分だけのとっておきの場所を探したいと思いました。ゆっくりと素晴らしい景色を堪能することが出来ました。驚くべきは、かつては粘土質の不毛の大地だったこの土地を約300年かけて人間の手で開墾して、現在の美しい風景に作り変えたそうです。自然を殺すのも人間。生かすのも人間ですね。

アクセス:シエナからレンタカー


どこまでも続く緑の大地。

なだらかな丘陵地帯を超えて・・・。


ちょっと天気がいまいちでしたが・・・。


イトスギとワイナリー


まだ、雪が少し残っていました。


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