AOPY の世界遺産訪問報告
 



















概要:
イタリア南部プーリア州アルベロベッロに点在する灰色のとんがり屋根と白い壁の建築群。こういった建物をトゥルッリと言うらしい。単数形はトルッロでイタリア語で「一つの屋根の下に一つの部屋」と言う意味らしい。材料は石灰岩で屋根は円錐状にして強度を保たせている。



































概要:
イタリア南部を代表する港街ナポリに点在する歴史的建築物。登録物件は王宮、卵城、大聖堂、サンテルモ城、サンタ・キアラ修道院など。













































概要:
イタリア南部、ヴィエトリ・スル・マーレ〜アマルフィー〜ポジターノの海岸線。10世紀頃地中海貿易で栄えたアマルフィー共和国の遺産。断崖絶壁と紺碧の地中海、海岸線に連なる小さな町々。ヨーロッパでも屈指のリゾート地としても有名。

































































概要:
ナポリ近郊、西暦79年のヴェスヴィオ火山噴火によって埋もれた古代都市。約1700年後に発掘され当時の様子が良くわかる。まさに古代からのタイムカプセルである。







































































概要:
スイスとの共同登録物件。レーティッシュ鉄道ベルニナ線はイタリアのティラーノと、スイスのサン・モリッツ間を結んでいる。アルブラ線はスイスのクール、トゥージスとサン・モリッツ間を結んでいる。数々のループ橋やトンネル、名峰や氷河など絶景をかけ抜ける山岳鉄道路線。
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ツーリスト・トラップと化した幻滅の町

アルベロベッロのトゥルッリ

★★  2003年6月訪問

感想:
写真などで見るアルベロベッロの風景はとてもメルヘンチックで幻想的なものが多く、旅へのロマンを掻き立てられます。しかし行ってみると例の白タクの運ちゃんと店の店員がつるんでいて高価な商品を売りつけようとしたので、さんざん見せてもらった挙句、絵葉書を3枚ほど買ってあげました。今日は車代に大金を使ったのでこれだけしか買えないよ、とイヤミを言うと、その運ちゃんは苦笑いをしながら、たばこを1本くれました。本当にのどかな一日でした。

アクセス:バーリから白タク


アルベロベッロ


とても可愛らしい形。


白い壁が青空に映えていました。



ナポリを見て死ね・・・ない

ナポリ歴史地区

  2003年6訪問
感想:
この街ほどイメージと実際とでかけ離れている街もめずらしいです。クラクションと排気ガスの街。中央駅前は巨大なゴミ溜。この世の終わりのような風景。歌にも出てくるサンタルチア地区もゴミだらけ。まあ、気にしなければなんて事はありませんが。そう、洗濯物もここが中国ではないと思えば、ご愛嬌と言った感じでしょうか。フニコラーレに乗ってヴォメロの丘から遠目に見ると、まあまあいけます。どうでもいいですけど、ナポリの人ってなんであんなにクラクションを鳴らすのでしょうか?運転も非常に粗いです。僕が乗っていたバスが自転車ごと人をひく事故を起こしましたが、たった1日しか滞在していないのにこんな事故に遭遇するのだから、ほとんど毎日ではないのかと思うぐらいです。でももっと驚いたのは、そのときバスに居合わせたおばさんがその事故を見て、「マンマミ〜ヤ〜!」と大声で叫んだ事です。その時本当にイタリア人ってマンマミーヤ!って言うんだと知りました。まあ、これもどうでもいい事ですね。

アクセス:バーリから電車 歴史地区はナポリ中央駅から路線バス


サンタルチア


卵城


王宮


一人で行くと完全に浮く
(´・ω・`)

アマルフィー海岸

★★★★  2003年6月訪問
感想:
こういった高級リゾート地は、僕のような一人旅の者にとってはなかなか訪問しにくいものですねえ。運悪く訪問した時は丁度バカンスの真っ盛りで、旅行者はほとんど家族連れかカップルで、僕は一人でしたので完全に浮いていました。それでも勇気を出して泳ぎに行こうと思い、水着を買いに行った店のおばさんがとてもいい人で、「日本から一人で来たの?あーそー」と気を使って色々話しかけてくれました。ドゥオモの大階段では修学旅行で来ていた小学生の団体に写真撮影をたのまれて撮ってあげると、気をつかってか皆さんから拍手をいただきました。敷居は高いですが一人旅の者に優しい素朴な人々が多いと感じました。ドゥオモは夕方に行くと西日を浴びて黄金色に輝きます。バスを使って周辺の小さな町々を訪れましたが、ラヴェッロが最も気に入りました。ヴィッラ・ラチンブローネには断崖絶壁の上に庭園があり、紺碧の地中海と美しいアマルフィー海岸の全容を眺めることが出来ます。

アクセス:カプリ島から船


  
アマルフィー到着。                              ドゥオモと大階段

  
それでもやっぱり夏に訪れたいです。


ラヴェッロからの眺め。


ヴィラ・ランチブローネのテラス


ヴェスヴィオ火山によって封印された古代からのおくりもの

ポンペイ、エルコラーノ及びトッレ・アヌンツィアータの遺跡地域

★★★★★  2003年6月訪問

感想:
古代都市がそのままの形で残されている大変貴重な場所で、規模、保存状態共に世界で最も優れた古代遺跡ではないでしょうか。火山の噴火によって瞬間的に灰に埋まったので、その当時の人々がどのような生活を営んでいたかが良くわかります。古代都市でありながら街路は整然と区画され、住居や商店、下水道が完備され、円形競技場や公衆浴場まで設けられていました。また壁に残っている落書きなどからも当時の豊かな暮らしぶりが伝わってきます。この町が壊滅してしまったのは、余りに文明を謳歌しすぎて人々は飽食や遊興に耽り、自律出来なくなってしまった人間の醜い欲望や自我を、神が戒めるためなどと言う人もいます。いつの時代も人間の本性は余り変わらないものだと感じました。現代に於ける「ポンペイ」はいったいどこでしょうか?

アクセス:サレルノから電車


ポンペイとヴェスヴィオ火山


かなり広大な敷地


夏は日射病に気をつけなければなりません。


アッボンダンツァ通り  
通りにある三つの石は横断歩道。石の間を馬車の車輪が通れるようになっていました。





  及び  

絶景ルートを辿る旅

レーティッシュ鉄道アルブラ線ベルニナ線と周辺の景観
★★★  2008年11月訪問

感想:
スイスのクールからトゥージス〜サンモリッツ間のアルブラ線に乗車し、途中フィリズールの町に降り立ちました。時期が11月でしたので景色も閑散としていて余り感動はしませんでしたが、とりあえずフィリズールの少し手前にある最も有名なランドヴァッサーの橋を通過する前からカメラを準備。窓は開けられないため車窓にへばり付いて待機。ようやく撮った写真がこれです。フィリズールの町は丁度クールとサン・モリッツの中間点に位置し、駅のホームからは美しい街の風景が見渡せます。スイスはこの他にも絶景ルートの鉄道やバスの路線が沢山あり、ちなみに僕はこの他にツルネッツ〜ミュスタイア間の絶景ルート・バスである「エンガディン=メラン・ルートエクスプレス」、サン・モリッツ〜ルガーノ間のバス「パーム・エクスプレス・バス」、ルツェルン〜インターラーケン間の鉄道「ゴールデンパス・パノラミック」に乗車しました。この国では移動中も観光を楽しむことが出来ます。

アクセス:クールからサメダン経由でサン・モリッツまで鉄道


 
ここから出発(クール駅)                        キタあああああああああ! 

 
なかなかかっちょいい!                    またキタあああああああ!!


貸切状態でした。

 
フィリズールの町

フィリズールの駅


サンモリッツ到着。


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