AOPY の世界遺産訪問報告
                                                     フランス旅行記
BACK  HOME  NEXT  旅の随筆表紙

快走!AOPYフランス北半分を走る!【1】

   パリからぐるっと一周、3000キロ レンタカーの旅 (2014年4月)

今回はフランス北半分をレンタカーで走る旅です。
パリを出発して、イル・ド・フランス、シャンパーニュ、ロレーヌ、アルザス、フランシュ=コンテ、ブルゴーニュ、ロワール、ブルターニュ、ノルマンディー、そしてピカルディー地方を走り、シャルル・ド・ゴール空港までの旅です。
主に世界遺産を巡る旅ですが、途中で気に入った風景に出合ったら、できるだけ寄り道して行きたいと思います。今回は初めて母親(ママピー)と姉(アネピー)を連れての旅です。年老いた2人にとっては過酷な旅ですが、まあ、しょうがありません。途中で歩けなくなったら、その場に捨てて行くという約束ですので、2人の姥捨て山みたいになりませんように。
例によって地図もナビもありません。旅でそんなものを見ているヒマはありません。
でも、快走ではなく怪走となりませんように・・・。
いやはやどんな旅となりますでしょうか。



 1〜5日目 パリ

朝10時15分、イスタンブールからパリ、シャルル・ド・ゴール空港に到着。ホテルの部屋はまだ入れないとのことでしたので、荷物を預けて、休まずいきなり街歩き開始です。  
2人ともフランスは初めてですので、ここはコテコテのパリ観光を。パリではレンタカーを借りるまでもなく、自分たちの足で歩き回ります。

コンコルド広場の噴水。




ホテルはルーブル美術館の近くにとりましたので、主だった観光スポットは軽く歩いて行けます。
とりあえず、コンコルド広場からシャンゼリゼ通りへ。


凱旋門は工事中でした。

しばらくして運悪くルイ・ヴィトン本店を発見。いやな予感がしました。
今回、アネピーには買い物は固く禁止と言っておいたのですが・・・。
メゾンと呼ばれる本店は、1914年開業ですので、今年で100周年ということです。


シャンゼリゼ通りからシャイヨー宮へ。ここはエッフェル塔が最もきれいに見渡せる場所です。

とりあえず、エッフェル塔に登ることに。
エッフェル塔ってもう100年以上も前に建てられたので、細部をよく見ると、アール・デコかアール・ヌーヴォーか何だか知りませんが、意外とレトロな感じのデザインなんですね。


エッフェル塔からセーヌ河、コンコルド広場方面を望む。あんなところから歩いてきました。上から、コンコルド橋、アレクサンドル3世橋、アンヴァリッド橋。

こちらは凱旋門方面。


根性でモンマルトルの丘を望遠で撮影。なんとかサクレクール寺院が見えます。

こちらはエッフェル塔のすぐそば、ラップ大通りとブールドネ大通り交差点付近。いかにもパリのアパルトマンといった感じの建物が立ち並んでいます。
実は、このあたりに親戚が住んでいるのですが・・・。

夜はお決まりのバトー・パリジャンで夜のセーヌ河クルーズ。

オルセー美術館を通過。


本来ならここから深夜徘徊に向かうところですが、今回は年寄を2人も連れていますので、おとなしくホテルへ・・・。
ちょうど夜9時からのエッフェル塔のシャンパン・ライトアップを目撃。


次の朝、ホテル付近のヴァンドーム広場へ。パリで最も美しい広場はいいのですが、どこもかしこも工事中でした。ちょうど、ホテル・リッツも工事中・・・。






 ヴァンドーム広場から歩いてすぐの、オペラ座。         オペラ座内部。





 サクレクール寺院。                          モンマルトルの丘までやって来ました。

モンマルトルのテルトル広場にある青空ギャラリー
いろいろ見て回りましたが、このおじさんの作品が一番気に入りましたので、アネピーが1枚購入。パリの風景画ですが、色使いが明るくて綺麗。




今日は午後からルーブル三昧。
今日は水曜日ですので、夜9時45分まで開いていますので、ゆっくりと見学できます。
到着したころは雲行きも怪しくなって来たので、ちょうどよかったです。
フランスの美術館って、だいたい18歳未満は無料なんですね。芸術教育に力を入れている感じで、日本も見習ってはどうでしょうか。

パリ・ミュージアム・パス4日間を購入。

     
アントニオ・カノーヴァ、「アモルの接吻で蘇るブシュケ」

     
 さすがに「モナ・リザ」の前には人だかりが。    レオナルド・ダ・ヴィンチ、「聖アンナと聖母子」

     
 ポール・ドラローシュ、 「若き殉教者の娘」      ピエール=ポール・プリュードン、「プシュケの略奪」

アリ・シェフェール、「パオロとフランチェスカ」



ジャック=ルイ・ダヴィッド、「レカミエ夫人の肖像」










ウジェーヌ・ドラクロア、「民衆を導く自由の女神」


Momie recouverte de ses "cartonnages"
ルーブル美術館唯一の、包帯を巻かれたミイラ。包帯の巻き方が芸術的なのだそうです。

     
 絵画だけではなく、彫刻や古代エジプト・コーナーも非常に充実していました。

オーギュスタン・デュフロ、「ルイ15世の王冠」










夜9時45分の閉館(水・金のみ、他は夜6時までで、休館は火です。)まで作品を見せていただきました。あとは帰って寝るだけです。




次の日はシテ島巡りと、オルセー美術館です。朝ルーブル近くのホテルを出発、チュイルリー公園を散策。お天気も回復したみたいです。かなり埃っぽかったですけど・・・。









カルーゼル凱旋門。
後方にルーブル美術館が見えます。












セーヌ河沿いを歩いて行き、シテ島を目指します。
ポン・デザール(芸術橋)とフランス学士院。





ポン・ヌフを渡ってシテ島にやって来ました。
コンシェルジュリー。







サント・シャペル。ルイ9世像。
内部の一部は工事中でした。ここは今日の夜、教会コンサートがあるので、もう一度訪れます。

最高裁判所の敷地にあるので、セキュリティーが厳重でした。



サント・シャペルのステンドグラスは圧巻です。
コンサートは夜ですので、ステンドグラスが見えませんので、とりあえず朝のうちに見学しました。


正午ごろ、ノートルダム寺院までやって来ました。
セーヌ河沿いのレストランで、大聖堂と航行する船を眺めながらランチを・・・。








     
 ノートルダム寺院のステンドグラス。         バラ窓とランセット窓。

ノートルダム寺院を後にし、セーヌ河左岸を歩き、オルセー美術館を目指します。
振り返ると、サン・ミッシェル橋とノートルダム寺院のファサードが見えました。

カルゼール橋とルーブル美術館ドノン翼。

午後4時、オルセー美術館到着。
今日は木曜日なので、夜9時45分までやっていますので、ゆっくりと見学。
ゴッホの特別展をやっていました。
写真撮影は禁止ですので、館内の写真はありません。






夜8時半からのサント・シャペルの教会コンサート。弦楽四重奏と歌唱。主にヴィヴァルディーと様々な作曲家による「アヴェ・マリア」のオムニバス形式でした。歌は良かったけどヴァイオリンがいまいちでした。

夜10時半、コンサートが終わって、カフェで軽く食べてホテルへ・・・。
とりあえずパリの主だったところを見て歩きました。明日の朝、レンタカーを借りてフランス北半分の旅に出ます。明日から本当の旅が始まります!


つづく






       BACK  HOME  NEXT  旅の随筆表紙           
inserted by FC2 system