フレスコ画の描かれた小さな宝石のような教会たち
★★★★★ 2002年7月訪問
感想:
ルーマニアの田舎はとても素朴で美しい村が多く、ヨーロッパの中でも僕の一番好きな場所のひとつです。この地方には美しいフレスコ画が描かれた素朴な教会や修道院が点在しています。それらを一つ一つ丁寧に見て周ることが出来ました。これほどまでに美しく保存状態の良いフレスコ画も珍しいのではないでしょうか。おそらく地元の方々が、長い間心を込めて大切に保全してきたのだと思います。多くは聖書の中の物語が描かれており、昔の人々は字が読めませんでしたので、この壁画から多くのことを学んでいたそうです。お坊さんの経文が鳴り響き感動しました。
アクセス:スチャヴァから白タクをチャーター
聖ゲオルゲ教会(1522年建立)
フモール修道院 生神女就寝教会(1530年建立) ヴォロネツ修道院 聖ゲオルゲ教会(1487年建立)
「ヴォロネツの青」と呼ばれる美しいフレスコ画
ヴォロネツ修道院
ヴォロネツ修道院
ヴォロネツ修道院
アルボーレ修道院 前駆授洗イオアン斬首教会(1503年建立)
モルドヴィッツァ修道院 生神女福音教会(1532年建立)
スチェヴィツァ修道院 復活教会(1583年建立) 2010年、世界遺産に追加登録されました。
スチェヴィツァ修道院
ヨーロッパ最後の中世
★★★★★ 2002年7月訪問
感想:
デセシティ、ブデシティ、ブルサナの村々を訪問。マラムレシュ地方の秘境の村々を訪れたことは、僕の旅の中でも特に印象深いものでした。素朴な木の家々や行きかう馬車など、本当にのどかな風景を堪能できました。ちょうど、日曜日に訪れましたので、朝、村人達が家族そろって木造り教会に出かけている光景を目撃しました。女性達は伝統的な衣装に身を包み、スカーフを付けていました。敬虔なルーマニア正教の村人たちは、今でも中世と変わらない信仰を続けています。彼らにとってこの教会は世界遺産という観光スポットではなく、日常生活の一部なのであり、祈りをささげる大切な場所なのです。
アクセス:シゲット・マルマツィエイからタクシーをチャーター
木造教会をテーマにした公園。 素朴で温かみのある木造り教会。
これから教会へ。 釘は使用していません。
おかあさん方は真面目にお祈りに行くのですが、おとうさん方は
みんなで集まってお酒を飲みに行っているそうです。
この地方の民家の門構え。
まるで沖縄にあるような門です。
サプンツァの「陽気な墓」にて。
中世の町並みの残るドラキュラの故郷
★★★★★ 2002年7月、2005年4月訪問
感想:
丘の上にある旧市街地は、長い歴史の中で奇跡的に戦火を免れ、中世の街並みがそのままの状態で残っています。これが本当の中世ヨーロッパの町並です。2002年に最初に訪れた時はちょうど、中世のお祭りがおこなわれていて、多くの出店が立ち並び、当時の衣装を着た人や、当時の音楽を奏でる人などがいたり、ロックのコンサートが開かれていたり、大変にぎやかでした。2005年の訪問時は普段の静かな町で、特に夜は、時計塔の下の石畳の隧道を徘徊していると、ドラキュラに遭遇するかのような怪しい雰囲気がありました。
アクセス:トゥルグ・ムレシュからバス(2002年)、シビウからタクシー(2005年)
町のシンボル、時計塔 時計塔とドラキュラの家
時計塔からの眺め 前方には山上教会が見えます。
ドラキュラの生家。現在はレストランになっています。 時計塔の下の隧道
中世のお祭り ドラキュラに遭遇しそう・・・。
皆さん思い思いの衣装で楽しんでいました。 こちらは魔女の方。
のどかな村の要塞を兼ねた教会
★★★★ 2002年7月訪問
感想:
ビエルタンの村と要塞教会を訪問。要塞と教会を兼ね備えた珍しい物件です。周辺の村ものどかでとても美しかったです。こんな素朴な村でも、その昔異民族からの侵入に備え、常に臨戦態勢を整えていたことがよくわかります。ルーマニアの田舎は交通手段が乏しく、タクシーをチャーターするしかありません。
アクセス:シギショアラから白タクをチャーター
要塞教会
ビエルタンの村
教会の祭壇
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