AOPY の世界遺産訪問報告
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快走!AOPYフランス南半分を走る!【1】

ニースからボルドーまで5000キロ レンタカーの旅 (2014年9〜10月)

今回はフランス南半分をレンタカーで走る旅です。
ニースを出発して、コート・ダジュール、モナコ公国、プロヴァンス、ローヌ=アルプ、オーヴェルニュ、ラングドック=ルシヨン、アンドラ公国、ミディ=ピレネー、そしてアキテーヌ地方を巡り、ボルドーまでの旅です。旅の前半は地中海に沿って走り、後半は山岳地帯と渓谷、そしてブドウ畑の中を駆け抜けていきます。今回も世界遺産を中心に周っていますが、「フランスの最も美しい村」に登録されている村々もできるだけ立ち寄りたいと思います。これは「フランスの最も美しい村協会」が認定した人口2000人以下で、歴史的遺産や自然遺産を2つ以上保存し、それらを有意義に活用していることなど、とても厳しい基準をクリアした小さな美しい村々のことです。フランス全土に157村あるそうですが、今回の旅では訪問件数20村を目標にしたいと思います。海へ山へ谷へと、いやはやどんな旅となりますでしょうか。それでは今回もスピード違反と駐車違反に気を付けて、安全運転でいきましょう!



 1〜5日目 ニース

イスタンブールからニース、コート・ダジュール空港へ。飛行機の着陸直前には海岸沿いを低空飛行しますので、これから訪れることになる街と海岸線を上空から観察することができます。
カンヌの街と港が見えますが、結構大回りするんですね。







ヴィルヌーヴ=ルベ・プラージュの巨大リゾートホテルが見えてきました。いよいよニースが近づいてきました。
お天気がちょっと心配・・・。









朝10時50分到着。
到着後すぐに予約していたレンタカー屋さんへ。
さすがは有名な観光地のメイン空港だけあって、独立した巨大なレンタカー・センターみたいな建物がありました。予想通りどのレンタカー会社も長蛇の列でしたが、僕が予約したのは超マイナーな会社でしたので、比較的すいていました。
Kiss and Flyなんて、さすがはおフランス、なかなか洒落てますな。


今回のレンタカーはフランスということでルノーでした。ちょっと派手ですが、これなら駐車場で探すとき目立って便利ですね。
今回も安全運転で!


いよいよ出発!空港を出てすぐにこのようなヤシの木の並木道が続いていて、いかにも南国のリゾートっていう感じです。空港からニース市街まではとても近く、10分ほどでした。

うひょ〜!いきなり右手に地中海が見えてきました。いかにも南仏といった感じです。

到着時には少し雨が降っていましたが、ニース市内に入るころはとてもいいお天気になりました。やはりこういう場所で雨なんて、いくら雨男の僕でもシャレになりませんからね。

とりあえず、車を止めていきなりニースで一番の観光スポット、プロムナード・デ・ザングレを散策。「イギリス人の散歩道」という意味で、3.5qのビーチ沿いの幅広い遊歩道です。

ニースで一番の高級ホテル、ネグレスコ(1912年建造)が見えてきました。この通りには19世紀末から20世紀初頭にかけてのいわゆる「ベルエポック」と呼ばれる壮麗なホテルや邸宅が立ち並んでいます。


それらの高級ホテルには各々、プライベートビーチを有しています。
まさにNICEなビーチです。


9月中旬ですが、泳いでいらっしゃる方も結構いらっしゃいました。

青いパラソルと地中海と水平線が見事に溶け合っています。まさに紺碧海岸(コート・ダジュール)と呼ぶにふさわしい景観です。

泳ぎたい気分でしたが、ここは高級ホテルのプライベートビーチかもしれませんので、ちょっと遠慮しておきました。僕のような一般庶民には縁遠い場所です。


プロムナード・デ・ザングレを歩いた後は、車に戻ってホテルへチェックイン。
ホテルはニースの中央駅、ニース・ヴィル駅の南側で、海岸からも比較的近くとても便利でした。


ニースの街は一方通行が多いですが、碁盤の目のように区画が整理されていますので、比較的わかりやすかったです。


チェックイン後は市内の一番の繁華街フランス通り付近を散策。


このように角地には美しい装飾を施したアパートが建っていました。路面階部分はレストランになっています。これも「ベルエポック風」なのでしょうか。

ビュファ通りからフランス通り付近にはシーフードのレストランが多くありました。右のような紫を基調としたデザインのレストランが何件かあり、とても目立っていました。本場のニース風サラダはどこもアンチョビーが塩辛すぎました。まあ、食べ物がマズいのはしょうがありませんね。


  
宿泊したホテルのすぐそばにあるノートルダム・バジリカ聖堂。


ニースのメイン・ストリートである、ジャン・メドサン通りを走るトラム。後ろはノートルダム・バジリカ聖堂。










次の日はニースの旧市街地へ。
旧市街の一番南側で、海岸にも近いオペラ座。
ここから旧市街地区散策のスタートです。こちらのほうにもなかなか趣のある建物が並んでいます。


旧市街のサレヤ広場で見かけた花市。

こちらは果物屋さん。


とてもカラフルな野菜も並んでいました。

これからニースの旧市街地の奥深くを散策していきます。

とても趣のあるカラフルな建物が立ち並んでいました。いかにも南国らしい・・・。

     
 時計塔。                         サント=レパラット大聖堂。

     
 サント=レパラット大聖堂内部。比較的小ぢんまりとした聖堂ですが内部はとても壮麗でした。

      
  狭い路地とカラフルで粋な装飾のあるアパート。ニース旧市街の典型的な風景です。

      
 昔ながらの下町の風情がありました。        サン=フランソワ広場の魚市場付近。

  
ラスカリ宮。17世紀の貴族の館。現在では楽器の博物館となっています。楽器の展示物は撮影禁止。


裁判所前広場。
ここに限らず、旧市街地にある広場では、様々な露店が出展されていました。


裁判所広場から時計塔を望む。
アクセサリーや雑貨などのマーケットが軒を連ねていました。


こちらは手作りの工芸品のお店。


  
県庁通りから細い路地を入っていくと、受胎告知教会がありました。内部も壮麗な雰囲気。


ニースは王侯貴族に愛された高級リゾートの雰囲気と、旧市街地の庶民的な雰囲気を兼ね備えた街です。

今日は土曜日ということもあって、かなりの人が露天市場へ出かけていました。お天気も上々。

プロムナード・デュ・パイヨン。
旧市街地の北側までやって来ました。緑の芝生が鮮やか。最近修復工事が完成したとのことです。


プロムナード・デュ・パイヨンから旧市街地方面を望む。左手にサン=フランソワ塔が見えます。

ジャン・ジョレス通りを走るトラム。
ニースではトラムが走っている通りが結構ありました。


このあたりでランチを・・・。これから城跡の丘に登ってきますので少々腹ごしらえ。


城跡のある丘から「天使の湾」と呼ばれるニースの海岸を望む。

旧市街地の東側の丘からは地中海が一望できます。この丘に登るのには無料のエレベーターもあります。

こちらは旧市街地区方面。


先ほど歩いたプロムナード・デュ・パイヨンが見えます。


こちらはニースの旧市街の反対側にあるニースの港。



ニース港入り口付近。


つづく


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