快走!フランス南半分を走る!【26】
ニースからボルドーまで5000キロ レンタカーの旅 (2014年9〜10月)
サン=テミリオンの朝です。世界遺産に登録され、ボルドー・ワインの高級銘柄の町です。今回の旅もいよいよ佳境に入ってきました。今日は午前中町歩きをして、周辺のブドウ畑をドライブしてみます。午後からはいよいよ今回の旅の最後の訪問地、ボルドーへと参ります。それでは今日も安全運転で、最後の町までもうひと走り!
朝10時、ちょっとゆっくりめの朝食を取った後は、サン=テミリオンの町を散策します。
町角には花が飾られていて、とても気持ちのいい町歩きができました。
クーヴァン通りの高台から、モノリス教会とサン=テミリオン旧市街地を望む。
右端の塔は13世紀建造の王の塔。
この町のシンボル、モノリス教会は9世紀の建造で、一枚岩から造られたことからこの名前が付けられました。
町の始まりは8世紀。ブルターニュ地方出身の修行僧、聖エミリオンがこの地に隠遁生活を送った事からだそうです。町の名前も聖エミリオンにちなんでいます。
こちらは市庁舎の向かいにある学校。
街灯の花飾りが素敵ですね。
サン=テミリオンはこの地域の中心になる町で、周辺のワインのシャトー巡りの拠点でもあります。
モノリス教会。 王の塔。
石畳の曲がりくねった路地を歩いていると、中世にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。
スペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラのへの巡礼路の重要な宿場町でもあります。
さすがはワインの町で、ワインを売っているお店が多くありました。
この町のレストランでは必ずワインを勧められますが、僕は全くお酒が飲めません。お酒が飲めないと言うとこちらの人はびっくりして、相当な変人だと思わるので、車を運転するので結構です、と断るようにしています。
それではこれから周辺のブドウ畑巡りに出かけます。
世界遺産名の「サン=テミリオン地域」は、周辺の8つの市町村を含んでいます。
おお〜、これは高級そうなワインのシャトーですね。
ブドウ畑の奥にはワインの製造・貯蔵などをするシャトーが建っています。
そろそろ収穫の時期が近づいてきています。
実り豊かな肥沃な大地に、ブドウ畑がどこまでも続いていました。何とローマ時代から栽培されているそうです。
マイクロバスなどで、このシャトー巡りをするツアーが催されていました。日本からも多くのワイン愛好家の方々が来られていました。
お〜、これは巨大なワイン・ボトルのモニュメントですね。
整然と並んだブドウの木々と、シャトーへの道。緑のじゅうたんが敷き詰められたような小径です。
たわわに実ったブドウ。収穫も近いです。
ブドウ畑に埋もれるようにして建つシャトー。
この地域では道路標識はシャトーへの標識。
様々なシャトーがあるんですね。
これまた中世のお城のような豪華なシャトーですね。かなり人気のあるシャトーでしょうか?前庭に車やマイクロバスがたくさん止まっていました。
こちらもメルヘンチックなシャトーですね。
付加価値の高いフランスのブドウ作りの農家の方は、大変誇りをもって仕事をされているそうです。
衰退する日本の農業とはかなり違っていますね。
世界遺産「サン=テミリオン地域」の詳しいことは、の世界遺産訪問報告で。
こちら
レンタカーとブドウ畑。
今回の旅もよく走ってくれました。
それではこの辺で、サン=テミリオンとブドウ畑ともお別れすることにします。午後1時過ぎ出発して、D670号線をリブルヌ方面へ。
いよいよ今回の旅最後の訪問地、ボルドーの文字が出ました。
D670号線を西へ。
ボルドーの街を目指して最後のドライブとなります。
いよいよボルドーの中心街への表示が出ました。
とりあえず予約したホテルのあるラック地区へ行くために、ボルドー市街の北部方面へ。
今回も最後まで安全運転で。
ここは慌てず、メリニャック空港方面へ。
おっ、何だかお城のような建物が見えます。
今まさにガロンヌ川を渡ります。
ガロンヌ川を渡ると、そこは最終目的地ボルドーの街です。ラック地区のホテルにチェックイン後、中心街へ。
午後3時過ぎ、ついにボルドーの街に到達しました!!
と思ったら雨が降ってきました・・・。
ここまでお天気は概ね良好でしたが、最後の最後でついに雨が降ってしまいました。雨男だからしょうがありませんね。
と思ったら止んできました・・・。
ボルドーの街に虹がかかっていました。
まさに、雨のお辞儀ですね。
雨のコメディ広場。
夜も街歩きをしましたが、またまた雨が・・・。今度は本格的に降ってきました。
コメディ広場に建つ大劇場。
ヴィクトール・ルイによって、1773年から7年の歳月をかけて完成されました。
この街にはワイン貿易によって栄えた18世紀に、新古典主義様式の建造物が多く建設されました。
詳しくはの世界遺産訪問報告で。
こちら
ガロンヌ川に面したブルス広場。
あれ?また雨が止みました。
昼の風景は明日詳しく撮影します。
ミラー・デューからブルス広場を望む。
霧が立ち込めてきました。
壮麗なショーが始まりました。
ガロンヌ川の対岸からピエール橋を望む。明日はいよいよ最終日です。
つづく
|