AOPY の世界遺産訪問報告
                                                        クロアチア旅行記(4)
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テレビに出演?



  次の日、ヴィシニア先生、スンチカさん、ヨゼフィナさん親子たちでザグレブ市内を案内していただくことになりました。その前に地元の新聞社の人が来られて、日本の俳句について、この国の印象などを取材されました。その後、なんとテレビ局の人がやって来て、僕がクロアチアを旅している様子を「ドブロ・ウートロ」という朝のテレビ番組(日本で言うと「おはよう日本」みたいな感じ?)で放送したいとのこと。どうやらスンチカさんがテレビ局のキャスターの方とお友達らしいです。「おいおい、そんな事聞いてないよ。」そんなに日本人が珍しいのか何だか良くわかりませんでしたが、第一、僕なんかを取材して何が面白いのでしょうか。後で聞いた話ですが、俳句の国から来た旅人が、クロアチアで俳句に出会って、クロアチアの俳人と句会を催す。と言った感じにしたかったそうです。「あのねえ、ですから、俳句はよく知らないって言っているのに・・・。」スンチカさんは僕の事を彼らにどう説明したのでしょうか?完全に誤解されているようです。まあ、ここまできたら仕方がありません。今さら後には引けないですし、ここで逃げると日本の恥というものです。

 

とりあえず、先生、スンチカさん、ヨゼフィナさん親子、取材の方々と、聖母被昇天大聖堂から始まり、青物市場、ケーブルカーで丘の上まで上って聖マルコ教会、石の門と一通りザグレブの名所を周りました。教会ではスンチカさんのお友達が結婚式を挙げられていて、僕達も参加。ヴィシニア先生はその様子をすらすらと俳句にしたためておられました。

     the fairy maiden

    spoken for - this June afternoon

     a dream to be stored
                 (花嫁さん 六月の午後 夢語り)

また僕が撮影されている様子を、

     viewers and actors

     exchange roles and glances

    across the seas
                  (海越えて 役柄代えて 出演す) 

また、有名な名所、石の門では、

     stone gate offerings

    for overlapping prayers

    a double flame
                 (石の門 ふたりの炎 重ね合う)

「さすがは先生、すごい!」 と、感心している場合ではありません。自分も何か句を作らなければなりません。その間ずっと撮影されていたわけですが、句のことばかり気になって全く覚えていません。最後に美人のキャスターの方に色々質問され、なぜこの国に来られたんですか?と聞かれたので、「to meet you」と冗談で言ったら、ゲラゲラ笑っていました。もちろん、これはリハーサルで、本番では、「実は、昨年ルーマニアを旅していた時、たまたま会ったアメリカ人の旅行者がこれからクロアチアに行くと言ったので、何で?と聞いたら、あそこはヨーロッパで最も美しい国だからと言ったので、僕も今度必ず訪れようと思っていましたので。」と答えました。その答えに彼女はたいそうご満悦されたみたいで、それでこの国に来てどうでしたか?と聞かれたので、そこで適当に一句、
       walking on Zagreb

      fascinated by a stunner

      hit by a streetcar
               (旅ゆけば 美女にぶつかる クロアチア)
ザグレブの街を歩いていたら、美人に見とれて市電にひかれた。美人と市電はザグレブの名物。

一同大爆笑!まあ、旅の恥はかき捨てですね。

                     ザグレブにて(2003年6月21日)


スンチカさんのお友達の結婚式の様子


撮影の様子。先生の俳句が添えてあります。


石の門にて。ヴィシニア先生の句が添えてあります。


ヴィシニア先生とヨゼフィナさん。


花嫁さんと。ヴィシニア先生の句が添えてあります。


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