AOPY の世界遺産訪問報告
 
















概要:
ロンドン郊外、ヒースロー空港付近にある世界最大の植物園。1759年創設。帝国主義時代は各植民地から集められた植物の品種改良を行う研究施設でもあった。現在では約4万種以上の植物が育てられている。






































































概要:
コーズウェー海岸は、北アイルランド(イギリス)北部の海岸。ジャイアンツ・コーズウェーは火山活動によって生まれた4万本にものぼる玄武岩の石柱が立ち並ぶ地域。アイルランドの伝説によると、フィン・マックールという巨人がスコットランドのベナンドナーという巨人との戦いに行くために道を作ったという。ジャイアンツ・コーズウェー(巨人の石道)とはこの伝説に因んでいる。







































































概要:
オックスフォード近郊、ウッドストックにある宮殿。マールバラ公ジョン・チャーチルが1704年のブレンハイムの戦い(ドナウ川流域でのスペイン継承戦争の一部)の功績によりアン女王から贈られた大邸宅。ブレナムはブレンハイムの英語読み。第二次大戦中の英国首相、ウィンストン・チャーチルが生まれた宮殿としても有名。

















































概要:
イングランド中部、シュロップシャー州にある峡谷。18〜19世紀の産業革命発祥の地とも言われている。ダービーがコークスを使って高品質の鉄を作る近代的な製鉄法を発明した場所である。この地では石炭、鉄鉱石などの原料が容易に採掘でき、中心を流れるセヴァーン川が当時は広く深かったために製品を海まで運ぶのに便利であった。現在は当時を偲ばせる博物館などが点在している。









































































































概要:
ウェールズ北東部、トレヴァーの村とフロンカサステを結ぶディー川にかかる水路橋。1805年完成。ランゴレン運河の一部で、航行可能な水路橋及び運河である。産業革命当時、石炭の運搬で活躍した。現在ではレジャー用としてナロー・ボートが航行している。ポントカサステとはウェールズ語で「連絡橋」という意味である。

















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 (2)

世界最大の植物園
キュー王立植物園

★★  2011年7月訪問
感想:
イギリスにはかつての帝国主義時代を髣髴とさせる遺産が数多く残っていますが、大英博物館が世界各地から搾取した遺産の集積所であるならば、このキュー王立植物園は植物の集積所であるといえます。しかし、大英博物館の入場料は無料ですが、こちらは13.50ポンド、おまけに園内の乗り合いバスが4ポンドとかなりのお値段です。まあ、こちらの方は植民地各地から集められた植物を品種改良して、各植民地へ移植してプランテーションでの大量生産を行うという壮大な研究施設という意味合いが強かったそうですが。解説本によりますと、例えば中国のお茶をここで品種改良してインドのダージリン地方やスリランカへ。アマゾン川流域の天然ゴムをマレー半島へ、と言った具合に。つまり、現在広く使われているそれらの資源の多くはこの植物園で品種改良されていることになります。園内はとにかく広大ですので、徒歩で全てを見て周るのは困難ですので、園内を定期的に回るキュー・エクスプローラーが便利です。ヨーロッパにある日本庭園はちょっと首をかしげるようなものが多くありますが、こちらはかなり本格的。多くの人だかりで園内で最も人気のあるコーナーでした。植物園と様々なスタイルの庭園の複合体と言った感じでした。さすがはイギリス人、各お庭は非常に良く手入れされていました。
アクセス:地下鉄キュー・ガーデンズ下車


パーム・ハウス。キュー王立植物園のメイン・ガーデン。


キュー・エクスプローラーに乗って広大な敷地探検。


女王陛下のフラワーガーデン。


キュー・パレス。さらに5ポンド追加・・・。(^^;
  
園内で最も人気のある日本庭園。                   中国のパゴダ。


六角形の奇岩が立ち並ぶ特異な光景

ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸

★★   2011年7月訪問
感想:
アイルランドをくまなくレンタカーで周って行き着いた北の果ての海岸。断崖絶壁と荒々しい北の海と絶妙なコントラストを奏でる海岸が続いており、地の果てといった雰囲気がしました。ブッシュミルズの町から海岸線の道をドライブして、バリントイの港まで行き、折り返してビジター・センターに車を止めました。この海岸線の道はコーズウェーの看板がところどころにあって、風光明媚なドライブ・コースとなっていますので、道に迷う事はありません。この海岸で最も有名なのが「ジャイアンツ・コーズウェー」で、鉛筆みたいな六角形の石柱が立ち並び、独特の景観をもたらしています。自由に奇岩の上を歩く事も出来ますが、滑りやすく大変危険ですので気をつけてください。ただ、奇岩の地域は意外と小さく、日本にも東尋坊のような似たような物件がありますので、世界遺産というほどでも・・・。この地方の天候は非常に目まぐるしく変わり、訪れた時は突然大雨が降り、7月だというのにとても寒く、ずぶ濡れになってしまい、車では暖房を入れて走っていました。

アクセス:ロスクレア(アイルランド)からクロンマノイズ経由でレンタカー


ロスクレアの町から車で8時間、ついに北の果てコーズウェー海岸にやって来ました。


美しい海岸線が続いています。

  
まさに異様な光景。                            鉛筆のような岩が立ち並んでいます。  

  
滑りやすいので気をつけてください。                  今にも崩れそうな感じですが・・・。


英国最大のバロック建築

ブレナム宮殿
★★  2011年7月訪問
感想:
ロンドンと近郊を周り、アイルランドとアイスランドに飛んで、最後の2日間でヒースロー空港からレンタカーで後述のドーセットまでの各物件を訪問しました。ブレナム宮殿はイギリス・バロック様式を代表する建築物ということだそうですが、とにかく広大な敷地にあり、なんでも東京ドームが3500個近く入る巨大さ。宮殿自体もかなり巨大で、部屋も数は200以上あるそうです。宮殿内は撮影禁止ですが、各部屋も大理石や漆喰装飾がふんだんに施され、タペストリーや肖像画、フレスコ画などの芸術品の数々で埋め尽くされています。世界でも最大級のバロック建築だと思いますが、あまりに巨大すぎてピンとこないと言いますか、部屋も装飾もあまり品のいいものだとは言えませんでした。バロック様式の建築は絶対王政の権力の象徴とされる事が多いですが、この宮殿も戦勝の記念碑的な意味合いが強いですので、このような威厳に満ちた佇まいを見せているのでしょう。宮殿内にはビュッフェがあり、ウォーター・ガーデンと呼ばれる中庭のような場所に出てランチとしゃれ込んでみましたが、意外と居心地が悪く早々に退散しました。
アクセス:ヒースロー空港からレンタカー


ブレナム宮殿正面部分。宮殿内は撮影禁止。
  
ウォーター・ガーデン。                         フリ−メイソンと関係があるのでしょうか?


とにかく広大な敷地の中にあります。ビュッフェがあり、庭園を眺めながらランチも出来ます。


産業革命のテーマパーク
アイアンブリッジ峡谷
★★★★  2011年7月訪問
感想:
テーマパークと言えば日本ではディズニー・ランドやUSJと言ったものを思い浮かべますが、こちらは何と18世紀〜19世紀の産業革命をテーマにしています。しかも単なる作り物ではなく、当時実際に使用されていた本物ばかり。当時の製鉄の方法とか、鉄鉱石の採掘の様子とかを学べ、大人も子供も楽しめる?テーマ・パークとなっています。習ってどうする製鉄法?と言った感じもしますが、いやはや頑固でかたくななイギリス人には非常に好感が持てます。余計な事ですが、日本の「たたら製鉄」も世界遺産に登録して欲しいです。このアイアンブリッジの町は現在では大変のどかで静かですので、当時の活気を想像することは難しいですが、当時の製鉄所や工場などが残っており、それらは博物館として使用されています。1779年完成の世界初の鉄橋であるアイアンブリッジを中心として、博物館やギャラリーなどが点在しており、スタンプ・ラリーのように周って楽しむ事が出来ます。メインの鉄博物館には製鉄に関する資料が豊富で、人形や映画などで詳しく学ぶ事が出来ます。最も面白かったのは、ブリツス・ヒルにあるヴィクトリア・タウン。19世紀のヴィクトリア時代の町を再現していて、雑貨屋さんやパン屋さんなどが産業革命当時のままの姿で営業していました。町の人々も当時の衣装で雰囲気は満点で、華やかで賑わっていた当時にタイムスリップしたみたいでした。しかし、一歩外へ出て夕暮れ時の誰もいない公園でお弁当を食べていますと、何だかもの悲しさがこみ上げてきて、とても僕好みな雰囲気を堪能しました。と言うわけで非常に好感の持てる物件でした。
アクセス:ウッドストックからレンタカー


アイアンブリッジの町。
  
コールブルックデール橋。通称、アイアンブリッジ。        世界初の鉄の橋。


橋を渡ってみました。

  
鉄博物館
  
鉄鉱石を運んでいた鉄道の跡。                   鉄のオブジェが多く飾られていました。

  
ヴィクトリア・タウンの入り口にあるオブジェ。             これは一体なんでしょうか??


のどかな風景を巡るナロー・ボートの旅
ポントカサステ水路橋と水路
★★★★  2011年7月訪問
感想:
イギリスには産業革命によってもたらされた革新的な技術によって造られた遺産が多くありますが、このポントカサステ水路橋もそのひとつ。この物件は世界遺産によくある「水道橋」ではなく、「水路橋(Aqueduct) 」です。起伏の激しい地域に縦横無尽に張り巡らされた運河を航行できるよう、当時の最先端の土木技術で造られた水路橋なのです。19世紀当時は石炭の輸送に利用され、産業革命を輸送網の側面から支えました。しかし、それも今は昔、現在ではレジャー用のナロー・ボートがのんびりと航行しています。このナロー・ボートは長さが短いもので5m、長いもので25m、幅は約2mの細長いもので、スピードもだいたい人間が歩く速度です。内部には居間やキッチン、シャワー、トイレ、テレビなどが備え付けられており、生活しながら運河の旅を楽しむ事が出来ます。しかも、この地方はとてものどかで美しい牧歌的な風景が展開していますので、ありきたりの旅に飽きてしまった方にとっては、究極の旅と言えるのではないでしょうか。僕が訪れた時も数多くのナロー・ボートがトレヴァーの村を出発していて、ポントカサステの水路橋を渡っていました。いつもは時間に追われる旅ですが、いつかこのナロー・ボートに乗ってイギリス中部をのんびり旅するのも悪くないと思いました。
アクセス:アイアンブリッジからフロンカサステまでレンタカー
  
ポントカサステ水路橋                          のんびりと水路橋を行くナロー・ボート。

  
次々とナロー・ボートが通っていきました。             ちょっと乗せてください・・・。

  
またまた一隻出発。トレヴァーの村側。              所狭しとナロー・ボートが停泊していました。


ナロー・ボートの内部はキッチンや居間やテレビが備え付けられています。


フロンカサステから「対岸」の村、クブン=マウルを望む。ここはウェールズです。



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